彼女の車の助手席に乗り込んだとき、何も言わずにミントのガムを1枚差し出されました。
「ありがとう」と受け取りながら、頭の中では別のことを考えていました。
これは、ただの気づかいなのか。それとも、そういう意味なのか。
その日は朝からセッションが続き、ほとんど休みなく話し続けていました。昼食もジムの中で手早く済ませ、水を飲む時間もあまりなかったように思います。言われてみれば、口の中がずっとカラカラでした。
彼女には聞けないまま、帰ってから調べてみることにしました。
ドライマウスと口臭の関係
口の中は、唾液によって守られていると言われています。
唾液には、食べかすや細菌を洗い流したり、細菌が増えるのを抑えたりする働きがあります。そのため、唾液が減って口が乾くと、細菌が増えやすくなり、においの原因になると考えられています。
朝起きたときに口臭が強くなりやすいのも、寝ている間に唾液の量が減るためだと言われています。
40代男性が口の乾きを感じやすい理由
口の乾きは、年齢とともに起こりやすくなるとも言われています。それに加えて、次のような習慣が重なると、さらに乾きやすくなるようです。
お酒 アルコールには利尿作用があり、体の水分が失われやすくなると言われています。毎日飲んでいる私には、心当たりがありすぎます。
いびき・口呼吸 寝ている間に口が開いていると、口の中が乾きやすくなります。いびきについては、無呼吸症候群とEDの関係でも書いています。
話し続ける仕事 接客や指導など、一日中話す仕事は、口が乾きやすいと言われています。トレーナーの仕事は、まさにこれでした。
ストレスや緊張 緊張すると唾液が出にくくなるとも言われています。
薬の影響 血圧の薬など、一部の薬には口が乾く副作用があることもあるようです。気になる方は、主治医や薬剤師に相談してみると良いかもしれません。
口臭のもうひとつの原因
口臭の原因は、口の乾きだけではありません。
歯周病や虫歯、舌の表面につく白い汚れ(舌苔)なども、においの大きな原因になると言われています。
歯周病は、口臭だけでなく、血管の健康にも関わっていると考えられています。詳しくは歯周病とEDの関係をご覧ください。
体全体のにおいについては、加齢臭とED・AGAの関係でも触れています。
今日からできる対策
調べた内容をもとに、私が始めたことです。
- セッションの合間に、ひと口でいいので水を飲む
- 飲んだ日は、寝る前にコップ1杯の水を飲む
- よく噛んで食べる(噛むことで唾液が出やすくなる)
- 歯みがきのときに、舌を軽くブラシでなでる
- 寝るときに口が開かないよう意識する
特に効果を感じたのは、水をこまめに飲むことでした。ジムのカウンターに自分用のボトルを置いておくだけで、口の乾きがずいぶん違います。
ちなみに、ガムやタブレットは一時的にはにおいを抑えてくれますが、根本的な対策にはならないと言われています。噛むことで唾液を出すという意味では、無糖のガムは悪くないそうです。
自分では気づけないからこそ
口臭は、自分ではなかなか気づけないものです。
後日、勇気を出して彼女に聞いてみました。「あのときのガム、もしかして」
「え? 自分が食べたかったから、ついでにあげただけだけど」
どうやら、考えすぎだったようです。それでも、口の乾きに気づくきっかけになったので、結果的には良かったと思っています。
口の乾きが強く続く場合や、口臭が急に気になるようになった場合は、ほかの病気が関係していることもあると言われています。自己判断せず、歯科医や専門家に相談してみることをおすすめします。
個人の体験・見解に基づく内容です。症状には個人差があり、効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。


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