帽子をかぶるとハゲるは本当?AGAとの関係と頭皮を守るかぶり方

AGA

「父ちゃん、これかぶりなよ」

中3の息子と野球観戦に行ったとき、球場のグッズ売り場で、息子が応援しているチームの帽子を差し出してきました。

私は普段、帽子をかぶりません。短いフェードカットで生え際が後退しているのは自分でもわかっていますが、それを隠そうと思ったことはないのです。

ただ、その日は日差しが強く、息子とおそろいというのも悪くない気がして、素直に買ってかぶりました。

試合は延長戦までもつれ込み、気づけば5時間近く帽子をかぶりっぱなし。帰りの電車で帽子を脱ぐと、頭がじっとりと汗ばんでいました。

そのとき、昔どこかで聞いた「帽子をかぶるとハゲる」という言葉を思い出しました。

帽子でハゲるという話の出どころ

「帽子をかぶるとハゲる」という話は、昔からよく聞かれます。

その理由としては、次のようなことが挙げられているようです。

  • 帽子の中が蒸れて、頭皮の環境が悪くなる
  • 締めつけによって、頭皮の血流が悪くなる
  • 帽子と髪がこすれて、髪が抜ける

たしかに、どれもなんとなく納得してしまいそうな理由です。

帽子とAGAの関係

ただ、帽子をかぶることがAGA(男性型脱毛症)の原因になる、というはっきりした根拠は、今のところないと言われています。

AGAは、男性ホルモンから作られるDHTという物質が毛根に作用することで進行すると考えられています。帽子をかぶるかどうかは、このDHTの働きには直接関係しません。

AGAの仕組みについては、AGAの原因で詳しく書いています。

むしろ、薄毛が気になり始めた人ほど帽子をかぶる機会が増えるため、「帽子をかぶっている人に薄毛が多い」ように見える、という面もあるのかもしれません。

ただし、かぶり方には注意したい

とはいえ、帽子のかぶり方によっては、頭皮にとってあまり良くない状態になることもあるようです。

蒸れたまま長時間かぶる 汗と皮脂がたまった状態が長く続くと、頭皮の雑菌が増えやすくなり、かゆみやにおいの原因になると言われています。皮脂と頭皮の関係については皮脂分泌とAGAの関係でも触れています。

サイズが小さく、きつい帽子 締めつけの強い帽子を長時間かぶり続けると、頭皮が圧迫されることがあるようです。

汚れた帽子をかぶり続ける 帽子の内側には、汗や皮脂がたまります。洗わずに使い続けると、頭皮にとって不衛生な状態になると考えられています。

帽子にはメリットもある

一方で、帽子には頭皮を守るという大きなメリットもあります。

頭皮は、体の中でも特に紫外線を浴びやすい場所です。紫外線のダメージは、頭皮の老化や炎症につながると言われています。生え際が後退している人ほど、頭皮が直接日差しにさらされやすくなります。

紫外線と頭皮の関係については、紫外線とAGAの関係で詳しく書きました。

あの日の球場のように、長時間日差しを浴びる日には、帽子をかぶったほうが頭皮にとってはむしろ良いのかもしれません。

私が意識しているかぶり方

調べた内容をもとに、帽子をかぶるときに意識していることです。

  • 通気性のいい素材や、メッシュ付きのものを選ぶ
  • きつすぎないサイズにする
  • 屋内に入ったら、こまめに脱いで頭を休ませる
  • 汗をかいた日は、帽子の内側を洗うか拭く
  • 帰ったら、その日のうちにシャンプーをする

帽子は悪者ではない

結局、帽子そのものが薄毛の原因になるわけではなさそうです。大切なのは、蒸れや汚れを放っておかないことだと思います。

あの日の帽子は、今も玄関に掛けてあります。息子がまた野球に誘ってくれたら、今度は内側を洗ってからかぶっていくつもりです。

生え際の後退や頭頂部の薄毛が進んでいる場合は、帽子の問題ではなく、AGAなど別の原因が関わっている可能性もあると言われています。自己判断せず、専門家に相談してみることをおすすめします。


個人の体験・見解に基づく内容です。症状には個人差があり、効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。

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