地下鉄でつり革につかまっていたとき、目の前の広告が目に入りました。
「EDは、治療できる時代です」
オンライン診療のクリニックの広告でした。大きな文字で、それだけが書かれています。
なんとなく視線をそらしました。隣に立っていたスーツ姿の男性も、同じように窓の外を見ていました。
駅に着いて電車を降りながら、ふと思いました。こんな広告が電車に堂々と出ているということは、それだけ悩んでいる人が多いということなのだろうか。
最近、夜の自信が以前ほどではないと感じることがあり、どこかで「この年でそんなことを気にするのは自分だけでは」と思っていました。少し調べてみることにしました。
EDはどのくらい身近なものなのか
日本で行われた調査では、EDに悩む男性は1,000万人を超えると推計されているようです。
ここでいうEDは、「まったく勃起しない」状態だけを指すわけではありません。
- 勃起するまでに時間がかかる
- 途中で硬さが保てなくなる
- 硬さが以前より足りないと感じる
こうした「ときどき思うようにいかない」状態も含めて、EDと考えられています。
そう考えると、決して一部の人だけの悩みではない、ということがわかります。
年代とともに増えていく
EDは、年齢とともに増えていく傾向があると言われています。
40代になると、血管の変化や男性ホルモンの低下、仕事や家庭のストレスなど、EDにつながる要因が少しずつ重なってくる時期です。
「若い頃は気にしたこともなかったのに」と感じ始めるのが、ちょうどこの年代なのかもしれません。
40代のEDの原因については、EDの原因5要因で詳しくまとめています。男性ホルモンの変化については更年期・LOH症候群とEDも参考になると思います。
「自分だけ」と思い込んでしまう理由
これだけ身近なのに、多くの人が「自分だけでは」と感じてしまうのは、なぜでしょうか。
ひとつは、話題にしにくいことだと思います。体の他の悩みなら気軽に話せても、この話題だけは、友人にも家族にもなかなか言い出せません。
私は男友達と飲むと、わりと何でも話すほうです。それでも、この話になると冗談めかしてしまい、本音までは話せていなかったように思います。
誰も口にしないから、みんな「自分だけだ」と思い込む。そうした悪循環があるのかもしれません。
ひとりで抱え込むと起きること
「自分だけでは」という思いは、それ自体がプレッシャーになることもあると言われています。
「次もうまくいかなかったらどうしよう」という不安が緊張を生み、その緊張がさらにEDにつながる。こうした心の面の影響については、ストレス性EDや新しいパートナーとEDの関係でも書いています。
また、EDは血管の状態を映すサインとも言われています。年齢のせいだと片づけて放っておくと、体の内側で起きている変化に気づくのが遅れることもあるようです。
相談しやすい時代になっている
あの広告を見て思ったのは、EDの治療が、以前よりずっと身近なものになっているということでした。
最近では、オンラインで相談できるクリニックも増えていて、病院の待合室で誰かに会う心配をせずに相談できるようになっています。
恥ずかしい悩みとして隠すのではなく、体の不調のひとつとして向き合う。そう考えると、少し気持ちが軽くなる気がします。
ちなみにあの日以来、電車であの広告を見かけても、視線をそらさなくなりました。
EDの症状と合わせて気になる変化がある場合は、自己判断せず、専門家に相談してみることをおすすめします。
個人の体験・見解に基づく内容です。症状には個人差があり、効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。


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