格闘技仲間との飲み会で、予約されていたのは座敷の個室でした。
入口で靴を脱ぎ、靴箱に入れようとしたとき、ふわっと何かが鼻に届きました。
一瞬、自分かと思って固まりましたが、隣で靴を脱いでいた後輩のほうからでした。練習帰りにそのまま来たそうで、本人はまったく気にしていません。みんなで散々いじりましたが、本人は「え、そうですか?」と涼しい顔です。
ただ、笑いながらも内心は少し焦っていました。
私も朝から夜までジムで動き回り、靴を一日中履きっぱなしです。今日はたまたま後輩が先だっただけで、自分の足は大丈夫なのか。正直、自信がありませんでした。
足のにおいの正体
足のにおいの主な原因は、汗そのものではなく、汗や皮脂、古い角質をエサにして増える「菌」だと言われています。
足の裏は、体の中でも汗をかきやすい場所のひとつです。そこに靴と靴下で密閉された、温かく湿った環境が加わると、菌が増えやすくなります。
菌が汗や角質を分解するときに出る物質が、あの独特のにおいの原因になると考えられています。
40代で足のにおいが気になりやすい理由
足のにおいは若い人にもありますが、40代になると、次のような理由で気になりやすくなるとも言われています。
- 角質が厚くなりやすく、菌のエサが増える
- 同じ靴を長く履き続ける習慣がついている
- 仕事で靴を脱ぐ時間が少ない
- 疲れやストレスで汗の質が変わる
体全体のにおいについては、ミドル脂臭や加齢臭とED・AGAの関係でも書いています。
見落としがちな「靴」の問題
調べていて一番ドキッとしたのは、靴の扱いでした。
靴は一日履くと、中にかなりの汗がたまると言われています。その湿気が抜けきらないまま翌日も同じ靴を履くと、靴の中で菌が増え続け、足を洗ってもにおいが戻ってしまうそうです。
私は、ジムで履く靴をほぼ毎日同じものにしていました。足をいくら洗っても、靴がにおいの元になっていた可能性があります。
今日からできる対策
調べた内容をもとに、私が始めたことです。
- 同じ靴を2日続けて履かず、2足以上をローテーションする
- 脱いだ靴は、靴箱にすぐしまわず、風通しのいい場所で乾かす
- 足の指の間まで、石けんで丁寧に洗う
- 洗ったあとは、指の間までしっかり拭いて乾かす
- 靴下は綿やウールなど、汗を吸いやすいものを選ぶ
- 角質が厚くなっているところは、やすりなどで軽く整える
特に効果を感じたのは、靴のローテーションでした。ジムに予備の靴を置いておき、日替わりで履くようにしただけで、夕方の靴の中の不快感がずいぶん変わりました。
肌の異常があるときは
足のにおいに加えて、かゆみや皮むけ、ジュクジュクした状態がある場合は、水虫などの皮膚の病気が関係していることもあると言われています。
格闘技やジムなど、裸足で過ごす場所を使う人は、特に注意が必要かもしれません。
その場合は、においの対策だけでなく、皮膚科で診てもらうことも考えたほうが良さそうです。
自分では気づきにくいにおい
においは、自分ではなかなか気づけないものです。
次の飲み会で、例の後輩に靴のローテーションの話をしました。「なるほど」と真剣に聞いていたので、少しは効果があるかもしれません。
足のにおいが急に強くなった、皮膚に気になる変化がある、といった場合は、自己判断せず、専門家に相談してみることをおすすめします。
個人の体験・見解に基づく内容です。症状には個人差があり、効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。


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