ビタミンDとテストステロンの関係、日に当たらない生活という盲点

男性ホルモン

最後のセッションを終えて、ジムのシャッターを下ろしたのは22時過ぎでした。

外に出て、ふと気づきました。今日、一度も太陽を見ていない。

朝は8時に起きて、9時過ぎにはジムに入ります。そこから夜まで、ほとんど室内です。昼食もジムの中で済ませることが多く、日に当たるのは通勤のわずかな時間だけ。

トレーナーという仕事柄、体を動かしている時間は人より長いはずです。それなのに、最近は夕方になると、以前ほど踏ん張りがきかないと感じることがあります。

ちょうど健康診断の結果を見返していたこともあり、気になっていた「ビタミンD」について調べてみました。

ビタミンDとは

ビタミンDは、骨の健康に欠かせない栄養素として知られています。

ほかのビタミンと違うのは、食べものから摂るだけでなく、日光(紫外線)を浴びることで皮膚でも作られるという点です。

そのため、日に当たる時間が少ない生活を続けていると、不足しやすいと言われています。日本人の多くは、ビタミンDが不足気味だという調査もあるようです。

ビタミンDとテストステロンの関係

近年、ビタミンDと男性ホルモン(テストステロン)の関係が注目されています。

ビタミンDの血中濃度が低い男性ほど、テストステロンの値も低い傾向があったという報告があります。

また、ビタミンDが不足している男性に補充したところ、テストステロンの値が上がったという研究もある一方で、変化が見られなかったという研究もあり、まだはっきりした結論は出ていないようです。

ただ、精巣にはビタミンDが作用する仕組みがあることもわかっており、まったく無関係ではないと考えられています。

日光不足になりやすい生活

次のような生活に当てはまる方は、ビタミンDが不足しやすいかもしれません。

  • 日中のほとんどを室内で過ごす
  • 通勤は車や地下鉄が中心
  • 休日も家の中で過ごすことが多い
  • 魚をあまり食べない
  • 日焼け止めを毎日しっかり塗っている

私は、まさに1つ目に当てはまっていました。

意外だったのは、運動量が多くても、それが室内ならビタミンDには関係がないということです。ジムで汗をかいていても、日光を浴びていなければ皮膚では作られません。

日光は浴びすぎも注意

とはいえ、紫外線は浴びすぎれば肌や頭皮にダメージを与えます。

紫外線と頭皮の関係については、別の記事でも書きましたが、薄毛が気になる世代としては、日に当たりすぎるのも悩ましいところです。

ビタミンDを作るのに必要な日光浴は、季節や地域にもよりますが、長時間である必要はないと言われています。顔や頭皮ではなく、腕や手の甲に短時間日光を当てるくらいが、ちょうどいいのかもしれません。

食事からも補える

ビタミンDは、次のような食べものに多く含まれているそうです。

  • 鮭、さんま、いわしなどの魚
  • しらす
  • きのこ類(特に干ししいたけ、きくらげ)
  • 卵黄

刺身や鮨が好きな私にとっては、魚から摂れるというのはありがたい話です。ただ、居酒屋ではつい揚げ物や焼き鳥に手が伸びるので、意識しないと魚の日は意外と少ないものです。

サプリメントもありますが、ビタミンDは体にため込まれやすい性質があり、摂りすぎには注意が必要だと言われています。

昼休みに5分、外に出る

今は、昼食後に5分だけジムの外に出て、少し歩くようにしています。

スタッフには「サボりですか」という顔をされますが、これも体のためです。

ビタミンDだけで男性ホルモンが劇的に変わるわけではなさそうですが、日に当たる、魚を食べる、という小さな習慣は、続けて損のないものだと思います。

活力の低下や男性機能の変化が続く場合は、自己判断せず、専門家に相談してみることをおすすめします。


個人の体験・見解に基づく内容です。症状には個人差があり、効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。

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