夜中の3時、胸の奥が焼けるような感覚で目が覚めました。
喉の奥には、酸っぱいものが上がってきたような不快感があります。水を一杯飲んで横になっても、なかなか寝つけませんでした。
前の晩を振り返ると、心当たりしかありません。最後のセッションが終わったのは22時。そこから焼き鳥とハイボールで遅い夕食をとり、ほとんど食べ終えてすぐに布団に入っていました。
若いころは、どれだけ遅く食べても飲んでも、翌朝にはけろっとしていたものです。
ここ最近、こうした夜が少しずつ増えている気がして、調べてみることにしました。
逆流性食道炎とは
逆流性食道炎は、胃酸などの胃の内容物が食道に逆流し、食道の粘膜に炎症が起こる病気です。
胃と食道のつなぎ目には、逆流を防ぐ筋肉があります。この筋肉の働きが弱まったり、お腹の圧力が高まったりすると、胃酸が逆流しやすくなると言われています。
主な症状としては、次のようなものが知られています。
- 胸やけ
- 酸っぱいものや苦いものが上がってくる感じ
- 喉の違和感や、声のかすれ
- 長引く咳
- 胃もたれ
夜遅い食事が逆流を招く理由
食後すぐに横になると、胃の内容物が食道へ流れやすくなると言われています。
立っていたり座っていたりすれば重力が助けてくれますが、横になるとその助けがなくなるためです。
さらに、胃の中に食べものがたくさん残った状態で寝ると、胃酸の分泌も続き、逆流のリスクが高まるとされています。
夜遅くまで働き、遅い時間にしっかり食べる生活は、まさにこの条件を満たしていたことになります。
お酒と脂っこいつまみ
アルコールは、胃と食道のつなぎ目の筋肉をゆるめ、胃酸の分泌を増やすと言われています。
炭酸で胃がふくらむビールやハイボールも、逆流を招きやすいようです。
加えて、揚げ物などの脂っこい食べものは胃に長くとどまり、消化に時間がかかります。お酒と揚げ物の組み合わせは、逆流性食道炎にとっては悪い条件が重なっていると言えそうです。
胃腸とホルモンの関係については、胃腸とホルモンの関係でも書いています。
筋トレとの意外な関係
トレーナーとして意外だったのは、トレーニングとの関係です。
スクワットやデッドリフトのように、重いものを持ち上げるときは息を止めてお腹に強い圧をかけます。この腹圧の高まりが、人によっては逆流を起こしやすくすると言われています。
特に、食後すぐのトレーニングや、ベルトでお腹を強く締めつけたままの状態は注意が必要なようです。
また、お腹まわりの脂肪が増えることも、腹圧を高める原因になるとされています。体型の変化については肥満・メタボリックシンドロームとEDでも触れました。
見直したい習慣
調べた内容をもとに、私が意識していることです。
- 夕食は、寝る2〜3時間前までに済ませるようにする
- 遅くなる日は、量を控えめにして脂っこいものを避ける
- 炭酸のお酒は1杯目だけにする
- 食後すぐに横にならない
- 寝るときは、上半身を少し高くする
- 食後すぐの重い筋トレは避ける
仕事の都合で、すべてを守るのは難しいのが本音です。それでも、遅い日は焼き鳥を塩にして本数を減らすなど、できるところから変えています。
放置しないことが大切
逆流性食道炎は、生活習慣の見直しで症状が軽くなることもある一方、放置すると食道の炎症が続き、別の病気につながることもあると言われています。
また、胸の痛みは、心臓など別の病気が原因のこともあります。
胸やけや喉の違和感が続く場合は、自己判断せず、専門家に相談してみることをおすすめします。
個人の体験・見解に基づく内容です。症状には個人差があり、効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。


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