若い頃は、多少の痛みなら「気合いで動かせば治る」と本気で思っていました。
膝に違和感が出ても、肩が痛くても、とりあえずセット数はこなす。それが正しいトレーニングだと信じ込んでいたのは、相撲をやっていた小学生の頃からの癖なのかもしれません。
先日、久しぶりに自主トレで無理をしたら、翌日から膝が思うように曲がらなくなりました。会員さんには「痛みは我慢しないでくださいね」と毎日のように言っているのに、自分は真逆のことをしていました。
関節痛を我慢し続けると、何が起きるのか
軽い違和感の段階で無理を続けると、炎症が慢性化しやすくなると言われています。
一度炎症が慢性化すると、その部位をかばうために、体の他の部位に余計な負担がかかる「代償動作」が起きやすくなるそうです。
膝をかばって歩けば腰に負担がかかり、腰をかばえば肩に負担がかかる。結果として、痛みの範囲がどんどん広がっていく、という悪循環に陥りやすいと言われています。
トレーナーという立場上、こういう理屈は人には散々説明してきたのに、自分のこととなると全く別の話になっていました。
「若い頃の感覚」が一番危ない
20代の頃は、多少の痛みも数日休めば元に戻っていました。
その成功体験が、今も抜けきっていないのだと思います。
40代になった今、回復力そのものが落ちているにもかかわらず、若い頃と同じ感覚で体を扱ってしまう。これが一番の落とし穴なのかもしれません。
我慢して続けた結果、実際に起きたこと
今回の膝の件で、正直かなり反省しました。
- 曲げ伸ばしが以前よりしづらくなった
- 階段の上り下りで違和感が続くようになった
- かばう動作のせいか、反対側の股関節にも張りが出てきた
「その場でやめておけば」という後悔しかありません。
我慢しないことも、トレーニングの一部
痛みを我慢して続けることは、根性でも継続力でもなく、単なる先送りなのだと、今回改めて実感しました。
違和感の段階で一度立ち止まり、必要なら専門家に相談する。これも、体を動かし続けるための立派な選択だと思います。
慢性的な関節痛が続いている場合は、自己判断でトレーニングを続けず、整形外科などで一度相談してみることをおすすめします。
個人の体験・見解に基づく内容です。症状には個人差があり、効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。


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